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弱視ってどう見えてるの?「ロービジョン体験キット」のクラウドファンディングがスタート

ロービジョン体験キット PLAYWORKSモデルを組み立てるまえの、1枚の紙の状態と、視野狭窄メガネを組み立てた写真

ここ数年、ドラマなどでも話題になり耳にする機会の増えた「ロービジョン」。

ロービジョンとは、メガネやコンタクトレンズを装着しても見えにくさやまぶしさ、みえる範囲が狭いといった視覚の障害により、日常生活での不自由さがある状態のことを指します。

しかし見えにくさはその人によって異なります。「じゃあどうやってみえるの?」と思う人もきっと多いはず。

 

インクルーシブデザイン・コンサルティングファームのPLAYWORKSが視覚障害の見えにくさ「コントラスト低下」「視野狭窄」「中心暗転」を擬似体験できる 「ロービジョン体験キット PLAYWORKSモデル」を開発しました。

購入型クラウドファンディングCAMPFIRE(キャンプファイヤー)の All-In(オールイン)方式で2024年6月27日まで募集中です。

 

クラウドファンディングのプロジェクトページのスクリーンショット。目標金額30万円のうち、2024年5月30日17時49分時点であつまった金額は670,500円、達成率は223%、支援者数は71人となっています
5月30日時点のプロジェクトページのスクリーンショット

 

これまでもロービジョンを擬似体験できるメガネはいくつかありましたが、コスト面や、手間といった課題があったそう。

そこで視覚障がい乳幼児研究会の監修のもと、メガネ制作シートの切り取り部分が型抜きされ、簡単に制作できる同キットが誕生しました。一枚の紙から3種類のメガネを切り抜き、組み立てるシンプルなスタイルです。

 

ロービジョン体験キット PLAYWORKSモデルの組み立てまえの写真。くろじの一枚の紙にうすいブルーで線がえがかれており、線にそって切り抜き、組み立てるとコントラスト低下、視野狭窄、中心暗転の3つのメガネができあがります
一枚の紙から切り抜くスタイル

 

見えにくさは千差万別

かくいう私も視野狭窄があるのですが「どう見えにくいの?」と聞かれるといつもうまく説明ができずにいます。

「見えてない部分は暗い感じ?」と聞かれるのですが、わたしの場合は暗くなくて、視界がそもそもない感じ。

どうにか説明したとしても、しっかりつたわっているのだろうかと不安になることもしばしば。しかも、視野狭窄ひとつとっても、上半分が見えない、鼻の近くの視野が欠けているなど、見えにくさは人それぞれ異なります。

こんな感じ!というものが疑似体験できたら、きっと伝えやすいだろうなとずっと思っていました。

 

実際にどうみえる?

さっそくリターンとなっているメガネを体験させてもらいました。3種類のメガネで同じものを見て、見えかたをそれぞれ試してみます。

 

組み立てた3種類のメガネをうしろがわから撮影した写真。かたちは同じですが、レンズにあたる部分の形状がそれぞれ異なります。コントラスト低下メガネは両目のレンズの部分にフィルムがはられていて、視野狭窄メガネは左目は完全に見えず、右目はレンズの部分に先端がほんの一部だけ切り取られた円錐がついていて、狭くなった右目の中心視野の一部のみがはっきりみえる状態、中心暗転は両目の中心にあたる箇所が黒い円でおおわれていて、両目とも中心が見えていない状態です
組み立てられた3種類のメガネ

 

被写体となる見開きのページの写真。左ページにわくろい紙にそれぞれ異なる大きさの白い文字で文章が書かれています。右ぺージには正方形の4枚の写真がえがかれており、ひだりうえからとけいまわりにモナリザ、桜、オレンジいろの外国の車、サメのような魚の写真が描かれています
これを3種類のメガネで見てみます

 

コントラスト低下

コントラスト低下メガネでページを見てみると、全体がぼんやりした状態。

文字はがんばれば少し読める程度、写真はモナリザと車がなんとなくわかるくらいでした。

 

コントラスト低下メガネでの被写体ページを見た写真。全体的にぼんやりしています
コントラスト低下メガネ

 

視野狭窄

視野狭窄メガネでページを見てみると、文字が書いてあるページのほんの一部、4文字くらいだけがはっきりみえる状態。

この状態で街を歩くのはきっと怖いだろうな、と思わずにいられませんでした。

視野狭窄があるからこそだと思いますが、個人的にいちばん印象に残っている見えかたがこれでした。

 

視野狭窄メガネで被写体のページを見た写真。ほとんどまっくろで、左ページの文字が書いてあるページのうち、4文字だけくっきり見えます
よく見ると、4文字だけみえる

 

中心暗転

最後に中心暗転メガネでページを見てみました。文字が書いてあるページは視点をずらさないと文章として読めず、写真のページもなんとなく桜と車のようなものがみえる、といった具合です。

つねに中心が見えていない状態は、先のふたつと異なる見えにくさがありました。

 

中心暗転メガネで被写体のページを見た写真。文字が書いてあるページは文章の一部が読みにくい状態、写真のページも4枚のうち2枚だけ、それもそれぞれ一部が欠けた状態ではっきり見えます
中心がみえにくくてもどかしい

 

アイデアしだいで使いかたが広がる

先ほども書きましたが、見えにくさは人によって異なります。このメガネの見えかたも今回はわたしの見えかたで紹介しましたが、きっと使う人によって異なるでしょう。

視野の欠けかたも左右同じではない場合もあるし、かならずしも両目ではないこともあります。

 

組み立てた3種類のメガネを並べ、ななめぜんぽうから撮影した写真
前のほうからみるとこんな感じ

 

そういった視点を理解したうえで、見えにくさの理解促進や課題を発見するためのツールとして、たとえば商品開発で、このツールでざっくりチェックして改良し、実際に当事者にチェックしてもらうと精度があがりそうですね。使いかたしだいで可能性が広がるツールです。

6月27日までなので、気になる人はお早めに。

 

「弱視を擬似体験できる「ロービジョン体験キット」でアクセシビリティを推進したい!」プロジェクトページは以下URLから

https://camp-fire.jp/projects/view/759467

 

本文ここまで

 

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