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得意の「箔押し」でバージョンアップしたバリアフリーカレンダー。浮き出し文字にかける想いとは(げ)

東京感動線のロゴとJR東日本のロゴが浮き出し文字でかかれています

しんびどう手塚はくおしじょが制作する、文字に触ることで暦を読むことができる「バリアフリーカレンダー」は発売から10年目を迎え、同社が最も得意とする「箔押し」でさらにバージョンアップします。

なぜバリアフリーカレンダーを制作することになったのか、同社で企画・制作をしている手塚 たかつぐさんにお話しを伺ってきました。

 

前回の記事は以下URLから

じょうhttps://www.thousands-miles.com/trend/7269/

ちゅうhttps://www.thousands-miles.com/trend/7272/

 

浮き出し文字ならロゴも表現できる

日本点字図書館など、点字関連施設が多くあるJR高田馬場駅では、点字と浮き出し文字を使った斬新なポスターも掲示されました。2021年3月18日の点字ブロックの日にあわせて掲示されたもので、右半分には通常の印刷、左半分には浮き出し文字と点字が印刷されています。

 

ジェイアールたかだのばば駅に掲示された真っ白なポスターの写真。ポスターの左側には浮き出し文字でメッセージがかかれています
日本で初めて点字ブロックが大規模に敷かれたのは高田馬場だったという

 

ポスターをアップにした写真。ひらがなの浮き出し文字と点字でメッセージがかかれています
真っ白なのでポスターに気が付かない人も

 

東京感動線のロゴとJR東日本のロゴが浮き出し文字でかかれています
ポスター下部に記されたJR東日本のロゴ

 

ポスターを掲示したJRの方が一番感動したのは「JRのロゴを知ってもらうことができた」ことだという。企業のロゴは商品やサービスを象徴するもので、ブランドイメージを形で表現したもの。当然ながら視覚障害の人にとってロゴの形を知る機会はないため、浮き出し文字のあらたな可能性を感じられるポスターになったという。

 

視覚障害の人と関わりがない人にこそ使ってもらいたい

誰でも使いやすく、買いたくなるデザインに進化した10年目のバリアフリーカレンダーは、日常生活の中では存在感を消し、空間に馴染んでくれます。

手塚さんは、「普段、視覚障害の人と関わりがない人にこそ使ってもらいたい」といいます。デザインを気に入って買ってもらい、使っていくなかで“なぜこれは点字じゃなくて浮き出し文字なのか”などの気づきがうまれることを期待しているという。

「見え方や視覚障害になった時期によって、いろんな方法で情報を取得していることを知ってもらいたい。お互いが理解するきっかけになれば。」という手塚さんの言葉通り、点字に興味のない人が興味をもつきっかけとして、バリアフリーカレンダーが今後も広がっていくことを願うばかりです。

 

「バリアフリーカレンダー2024」の詳細は以下URLから
http://sinbido.co.jp/news/2098

 

本文ここまで

 

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