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ねったいやに役立つ上手なエアコンの使い方 ダイキンがすすめる4つのポイント

リモコンでエアコンを操作している写真。設定温度は27度になっています

夜間の最低気温が25度以上となる熱帯夜が連日続いています。

寝ている時にエアコンをつけっぱなしにすると寒くなり、反対にとめると暑くなる。そんな眠れぬ夜を過ごす人も少なくないようです。

こうしたなか、空調機器大手のダイキン工業はねったいやに役立つ上手なエアコンの使い方のヒントを紹介しています。

 

「温度」だけでなく「湿度」の管理も

ダイキン工業が紹介する熱帯夜のエアコンの使い方のポイントは4つあります。

まずは部屋の中の「温度」だけでなく、「湿度」も管理することです。一般的に湿度が20%変わると、体感温度は約4度も変化するとされています。

ダイキン工業が実施したサーモグラフィを使った可視化検証試験実験によると、温度28度、湿度85%の環境で皮膚温度の上昇を確認した後、温度は変えずに湿度を60%にすると、12人のうち10人のしゅぶやがんぶの皮膚温度が顕著に低下したとしています。

 

エアコンとリモコンの写真。リモコンは28度と表示されています
室温は28度程度になるように調整

 

ダイキン工業では「とりわけ熱帯夜の睡眠時には、冷房運転でエアコンを使用し、室温が28度程度になるように調整することをおすすめします」と指摘しています。もっとも冷房運転により、室温とともに湿度も低下します。

エアコンの種類によっては、温度と湿度を設定できるものもあり、エアコンに湿度設定機能があれば目標温度の設定とあわせて、目標湿度を50%から60%に設定すると快適な環境づくりに効果があります。その機能がない場合は、じょしつきなどを併用し、湿度を調整するのも工夫のひとつといえそうです。

 

ふうこうを水平に

2つ目はエアコンの風が直接あたるのが気になる人は、ふうこうを水平にしてエアコンから吹き出る風が直接からだに当たりづらいようにすることです。

また、ふうこうを水平にすることは、節電にもつながるというメリットもあります。暖かい空気は上昇する性質があり、冷房中は天井付近と床付近の温度に差が出る「温度ムラ」が起こりやすくなります。

「温度ムラ」が発生すると、エアコンの無駄な運転につながりやすくなり、少しでも「温度ムラ」を抑えるには、ふうこうが「下向き」ではなく「水平」にするとよいとしています。

さらに、空気清浄機や扇風機、サーキュレーターなどを活用し、室内の空気を撹拌すると、さらに温度ムラが和らぐとしています。

 

サーキュレーターの写真
うまく「温度ムラ」を抑えましょう

 

「きりタイマー」を上手く活用

3つ目はエアコンをつけっぱなしにしたくない場合、「タイマー」を上手く活用することです。

寝ているあいだ、エアコンをつけっぱなしにしないという人は、熱中症のリスクに気をつける必要がありますが、「きりタイマー」を使うのも有効な方法となります。きりタイマーをさんじかんに設定すると、にゅうみん直後の深い睡眠が温度変化で阻害されづらくなります。

平均的な睡眠周期は90分で1周期とされています。きりタイマーをさんじかんに設定すると、深い睡眠が2周期確保でき、前半の深いノンレム睡眠が安定的に取れるといわれています。

 

エアコンのリモコンの写真
タイマー大事!

 

フィルターの掃除などもポイント

最後のポイントは室内機のフィルター掃除としつがいき周辺の整理整頓をすることで、無駄な消費電力を抑えることです。

エアコンは室内機で取り込んだ空気から熱を集めて、熱が減って冷たくなった空気を室内に戻すことで部屋を涼しくしています。室内の空気から集めた熱はしつがいきまで運ばれ、しつがいきから屋外へ追い出します。

 

フィルター掃除をしている写真
面倒だけど、ぜひやっておきたい

 

しつがいきと室内機はともに、周囲の空気を吸い込んで、その空気から熱を集めたり、その空気に熱を逃がしたりしています。そのため、どちらもスムーズに空気を吸い込んだり吹き出したりできる状態を保つことが、節電につながる重要なポイントとなります。

 

「長袖と長いズボン」を着用

なお、筆者もクーラーをつけっぱなしで寝ると、夜中に寒くて目が覚めてしまいます。暑い夏でも寝る時は、極力クーラーをつけたくないというのがいつわらざる本音です。

でも今年の夏の暑さはハンパなく手強いです。さすがにクーラーなしでは、寝付くことができません。

そんなクーラー嫌いな筆者がねったいやにエアコンをつけっぱなしで寝る際、必ず実践していることを1つ紹介します。

それは「サイズが大きめの長袖・長いズボン」を着用することです。
夏だからといってけっして短パン・Tシャツ姿で寝てはいけません。これが夜中に目を覚ます原因となります。クーラーをつけている部屋の中の季節は、もはや「夏」ではありません。このため、それなりの服装が必要となります。「長袖・長いズボン」を着て寝るようになってから、夜中に寒くて目を覚ますということはなくなりました。

読者のみなさまも自分流のスタイルを見つけて、寝苦しい夏の夜を快適に過ごしてください。

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