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“物価の優等生”に異変。鶏卵価格が爆上げ!

パックに入った卵。物価のゆうとうせいと呼ばれる卵に異変が起きている

価格が安定していることから“物価の優等生”と呼ばれる鶏卵の価格に異変が起きています。
価格はうなぎ上りで、JA全農たまごによるとMサイズの1キロ・グラム当たりの卸売り価格のきじゅんちわ1年前の2022年にがつふつか時点と今年のにがつふつか時点を比べると、約85%も上昇しています。物価の優等生に一体何が起きているのでしょうか。

 

たかどまり続く飼料価格

鶏卵価格がかこさいたかねすいじゅんでたかどまりしている背景には、鶏のエサとなる飼料価格が高騰していることがあります。

ロシアのウクライナ侵攻で穀物価格が上昇し、昨年9月の配合飼料価格は1トンあたり10万円を突破しました。3年前と比べて約1.5倍に高騰しています。飼料価格の先行きについて、業界関係者の間では厳しい見方が広がっています。

「ロシア・ウクライナ情勢、穀物価格など取り巻く環境に明るい兆しはみえていない。配合飼料価格は当面、たかどまりの状態が続くだろう」(大手商社)との声がありました。

 

猛威を振るう鳥インフル

さらに、追い打ちをかけているのが鳥インフルエンザの感染拡大です。鳥インフルエンザは全国的に猛威を振るっており、今シーズンのさっしょぶんすうわ1月末までに過去最高となる約せんにひゃくまんワを超えました。殺処分された鳥のうち9割以上がさいらんけいとされており、卵のきょうきゅうぶそくの懸念が広がり、価格上昇に拍車がかかっているようです。

 

卵商品の販売休止も

スーパーマーケットの卵売り場に卵がないという事態には陥っていませんが、小売り業界の最前線では鶏卵価格の高騰による影響も出始めています。
大手コンビニエンスストアのせぶんいれぶんじゃぱんわ1月末に「セブンプレミアム 半熟煮たまご」など卵を使った15商品の販売休止に踏み切りました。販売再開時期のめどは立っていないとしています。

また、サンドイッチ「ハムとたまごのサンド」ではゆでたまごを減らす一方で、ハムを増量しました。「ツナとたまごのサラダ」は半分使っていたゆでたまごをよんぶんのいっこに減らし、そのかわり野菜などを増やしたり一部商品の規格を見直すなどで、対応するとしています。
こうした動きはコンビニ業界では今のところせぶんいれぶんじゃぱんにとどまっていますが、ファミリーマートも近いうちに一部商品で卵の使用量を減らすなど追随する予定です。コンビニだけにとどまらず、スーパーマーケットや外食チェーンなどにも広がっていきそうです。

本文ここまで

 

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