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視覚に障害がある人に避難マップを。アメディアがクラウドファンディングをスタート

アメディアがおこなっているクラウドファンディングサイト、レディーフォーのアメディアのプロジェクトページのトップ画像。「視覚障害者が開発したバリアフリーマップ 命を守るために目の不自由な人に避難マップを届けよう!」と文字が書かれており、その隣にはハクジョウをもって外を歩くもちづきさんの姿がうつっています

スマートフォンで、これから行く場所の経路の事前学習ができ、歩き始めると音声と振動で道案内をしてくれるアプリ「ナビレク」「ナビレクLite」をご存知でしょうか。

2018年12月から無償で提供されているこのアプリの開発をおこなっているのが、ご自身も全盲という、アメディア代表の望月優(もちづきゆう)さんです。

 

視覚障害者の歩行事情

ところで、視覚に障害のある人はふだんどうやって初めての場所を歩いているのでしょうか。

視覚障害とひとことで言えど、視野の一部が欠けている人や、全体がぼやけてみえる人、近づけばみえる、まったく見えない、など人によって見えかたや見えづらさもさまざまです。

視覚に障害のある人がはじめての場所にひとりで行くとき、望月さんの場合は「目的地までの行きかたについて、詳しい人に詳しく聞いて経路を覚えます。もし身近に詳しい人がいなければ、目的地の場所に電話をして、相手がいやになるほど詳しく道筋を聞いて、点字でメモをします。」とのこと。

交通手段はインターネットで調べられるけれど、駅やバス停から目的地までの経路の詳細は、目でみてわかるインターネットの地図では、視覚障害者はまったくわからないそう。

 

しろい音響ようオシボタンの写真
音響信号のボタン、見たことがある人も多いのでは

 

点字ブロックや音響信号機、駅のホームドアといった視覚障害者の歩行の利便性や安全性を高める公共インフラが整いつつある一方で、その整っている場所までの道までを示すわかりやすい地図はそれまでなかったそう。

そのため、視覚障害者がひとりで歩くときは、何度か誰かと一緒に歩いて道を覚える、経路に詳しい人に細かく聞き、それをメモして何度も読んで覚える、そのいずれかの方法で経路を暗記し、自信がついた状態になってはじめて、その目的地に向かって歩みを進められます。

 

ぜんぽうに向かって続いている点字ブロックの写真
点字ブロック

 

実際に歩く前に事前学習ができる!「ナビレク」「ナビレクLite」

そこで望月さんたちが開発したのが、事前学習できる地図「バリアフリーマップ」と、実際に歩くときに事前学習のときと同じ効果音(こうかおん)と説明で道案内する、という機能を持つiOSアプリ「ナビレク」、Androidアプリ「ナビレクLite」でした。

GPS追跡で曲がり角や横断歩道を振動、サウンドで知らせ、「右へ曲がり50メートルほど直進します」や「駅を背にして左に進みます」といったように道案内を読み上げる、視覚障害者の移動を支援するアプリとなっています。さらに同アプリで公開サイト「ナビ広場」からバリアフリーマップをダウンロードすると、音声で聞いて事前の経路予習ができます。

公開されているバリアフリーマップは、人の目で道路環境を確認して作成し、景色が見えないために方向感覚を失いやすい視覚障害者を正しいルートに案内するのが特徴。現在、公開されているバリアフリーマップは4600経路を超え、どんどん増えているそう。

 

スマートフォンでナビレクのバリアフリーマップを開いた様子の写真
実際のバリアフリーマップ

 

「バリアフリーマップ」を避難経路に応用、クラウドファンディングを開始

しかし、ここでひとつ大きな問題に直面しました。同アプリでの公開経路の中に、災害時の避難所(ひなんじょ)まで行くためのマップがほとんどなかったのです。

災害に遭い避難するときは多くの場合、自宅から最寄りの避難所(ひなんじょ)に行きますが、自宅が出発点の地図は個人情報にあたるため「ナビ広場」に公開することができません。

これでは、同アプリを使ってふだん一人で歩いている視覚障害者でも、いざというときには誰かの助けを待つしかありません。

洪水注意報や警報が発令され、家にとどまるのは危険だとわかっていても、土砂災害警戒情報で裏山で山崩れの危険を感じても、自宅で誰かが助けに来てくれるのをじっと待っているしかない。
このような状況を改善すべく、望月さんたちは個人宅からの地図データを公開することなく、直接、本人のスマートフォンに送るシステムを新たに開発。

視覚に障害のある人たちへ同アプリ内で利用できる「避難所(ひなんじょ)までの行き帰りの経路のバリアフリーマップ」を届けるクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。

 

クラウドファンディングサイト、レディーフォーのアメディアのプロジェクトページのスクリーンショットのばっすい。「視覚障害者が開発したバリアフリーマップ 命を守るために目の不自由な人に避難マップを届けよう!」と文字が書かれており、その隣にはハクジョウをもって外を歩くもちづきさんの姿がうつっています。2024年2月13日じてんで45人の支援シャ、支援そうがく40万円があつまっています
同プロジェクトは能登半島沖の地震の前、2023年12月初旬ごろから準備していたそう

 

触ってわかる地図つきのリターンも

今回のクラウドファンディングは3,000円から受け付けており、リターンには「ナビレク」オンラインレッスン体験(4,000円)のほか、自宅を起点とした個人用の往復マップを作成し、立体触地図(りったいしょくちず)とともに受け取れるリターン(30,000円)など。なお、立体触地図(りったいしょくちず)はEasy Tactixという立体イメージプリンタで出力した、A4サイズのものになるそう。寄付のみのコースもあります。

目標金額は1,000,000円で、プロジェクト募集期間は2024年3月28日午後11時まで。なお、自分でクラウドファンディングページの操作ができないなどの事情がある場合にはアメディアで操作を代理することも可能とのこと。

 

クラウドファンディングページURLは以下から

https://readyfor.jp/projects/navirec_amedia

 

クラウドファンディング代理操作の問い合わせ先アドレスは以下から(平日10時から12時、13時から15時まで)

navibiz@amedia.co.jp

 

iOS用「ナビレク」ダウンロードページURLは以下から
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%8A%E3%83%93%E3%83%AC%E3%82%AF/id1150248156

 

Android用「ナビレクLite」ダウンロードページURLは以下から

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.amedia.navirec

歩行中のスマートフォン操作は危険を伴うため極力避け、操作する場合は立ち止まり、周囲に注意してください。GPSの精度は環境によって変化します。視覚障害の人はつねに白杖(はくじょう)を使用し、同アプリのみに頼ることのないようにしましょう。

 

本文ここまで

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