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歩行ナビゲーションシステム 「あしらせ」が大幅アップデート!実際にどこが変わった?

歩行ナビゲーションシステム 「あしらせ」デバイスをスニーカーにつけた写真

視覚障害者向けの歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」、気になっている人も多いのではないでしょうか。2022年度グッドデザイン賞・きんしょうに続き、2023年1月に米国ラスベガスで開催された世界最大級のテクノロジーの祭典CES2023において、特に評価されたプロダクトに贈られる「Innovation Award」を受賞した、いま話題のデバイスです。

あしらせの靴に装着する振動型のインターフェースの写真。インターフェースは靴のくるぶしの部分にクリップのようにつける片手で持てる大きさのしかくいデバイスと、足に振動をつたえるために靴のうちがわにハワせるベルトのような伝達パーツが一体化していて、これを片足にひとつずつ、両足につけて使用します
「あしらせ」

 

視覚障害者が「1人で自由に歩ける」ことを実現すべく開発されたこの商品は、デバイスを自身の靴に装着し、専用のスマホアプリに目的地を入れると、振動で進行方向を教えてくれます。
進行方向を振動や音声で伝えることにより、いったことのある場所と同様に、ルート確認の負担を減らし、周りに注意を払うことに専念できるよう開発されている点や、言語レスのため、世界中の人が使える仕様になっているのも特徴。
2023年6月末にアップデートがおこなわれたということで、実際に商品を使ってみました。

 

「あしらせ」デバイスとアプリがアップデート!どこが進化した?

2023年6月30日のアップデートでは、これまでのあしらせより大幅なアップデートがおこなわれました。アプリをダウンロード、基本情報を登録してアカウントを作成、デバイス本体とブルートゥース接続して使用するという基本的な部分は変わりませんが、ユーザーの声をさらに反映し、よりいっそう使いやすくなった印象です。

歩いたルートを記録し自分のルートとして登録できる「マイルート」機能の追加や、マップ画面で駅やコンビニなどのカテゴリーから目的地を設定できる「カテゴリー検索」のほか、マップ画面からの地点登録の方法をアップデートし「ピンの位置と現在地の登録」ができるようになるなど、より便利な機能が充実しています。

あしらせアプリのマップのスクリーンショット。マイルート、カテゴリー検索やピンの位置などのアイコンが追加になっています
新しいマップにはマイルート、カテゴリー検索やピンの位置などの機能も追加

 

「練習モード」がパワーアップ

いろんな部分がアップデートされていますが、個人的に特筆すべきなのがこの「練習モード」が充実したことだと思います。あしらせは、靴に装着したベルト部分を伝って両足の甲、右足の右横、左足の左横、両足のかかとの4方向の振動で進む方向をユーザーに示してくれますが、どこが振動しているときにどう動くかの振動パターンを覚える必要があります。

クラウドファンディング中の体験会でも目的地への往復で、行きの道であしらせの振動パターンを習得し、帰りはスイスイ帰ってくるという感じでした。商品が届いていきなり外を歩きだすのは若干ハードルが高いイメージがありましたが、この練習モードであしらせを装着して各パターンを練習することで道を歩くときと同じ振動を体験できます。これまで以上に心強くなりました。

あしらせアプリの3つの画面のスクリーンショット。あしらせアプリを起動し、メニューページからユーザーガイドページへ移動し、練習モードを選択します。スクリーンショットは左から、メニューページ、ユーザーガイド、練習モードの画面を並べています
左から、メニューページ、ユーザーガイド、練習モードの画面

 

「振動テスト」では、それぞれの振動箇所の確認ができ、「各通知モードの振動の確認」では方向通知、ルート通知、リルート、目的地到着、目的地点方向通知、補足情報通知の6つのモードを確認できます。「全般」では実際に音声が流れて歩く練習ができます。
まずこの練習モードを上から順におこなってから実際に歩いたほうが安心して歩けそうです。

 

振動パターンも変更あり

このアップデートにより、ナビ中の方向通知と曲がり角の通知の振動パターンが変更になっています。方向通知の振動テンポを変更することで、ルート通知との違いが以前より明確になりました。また、曲がり角の振動パターンを変更することで、右折、左折のタイミングや複数方向に分岐する道をより分かりやすく案内できるようになっているそう。
なお、実際の振動パターンはさきに紹介した「練習モード」でチェックできます。

 

新しい「あしらせ」を使ってみた

まずはアプリのダウンロードと設定をおこなうため、アプリをダウンロードします。あしらせのホームページからもダウンロードできますが、以下のURLからダウンロードも可能です。なお、現段階で対応しているのはiPhoneのみとなります。

 

 「あしらせ」アプリダウンロードページURLは以下から
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%81%82%E3%81%97%E3%82%89%E3%81%9B/id1631484935?ign-itscg=30200&ign-itsct=apps_box_badge

 

アプリをダウンロードしたら、初期設定、会員登録、デバイスとあしらせアプリのブルートゥース接続をおこないます。なお、会員登録の際にメールアドレスと、英数字8文字以上でパスワードの設定が必要となります。

 

靴にデバイスを装着

あしらせデバイスを靴に装着します。靴はスニーカーなど、高すぎない側面のあるものにつけましょう。スニーカーでもハイカットスニーカーはベルトが届きにくく振動が伝わりづらいのでおすすめしません。

わたしはReebokのインスタポンプフューリーにつけましたが、これくらいの高さがギリギリかな? という印象でした。わたしもいつも間違えてしまうのですが、ベルトのみじかい部分が足の甲にくるように、長い部分がかかとにくるように装着しましょう。

インスタポンプフューリーという、側面がやや高めなスニーカーとあしらせデバイスを並べた写真。ベルトの長いほうがかかとにくるように装着します
この向きで装着します

 

インスタポンプフューリーにあしらせを装着した写真
装着完了

 

パンプスにあしらせデバイスを装着した写真。つまさきに近づくにつれて側面の面積が少なくなるデザインのため、途中からベルトが見えています
パンプスにも装着できましたが、靴のかたちによってベルトが見えてしまいました

 

装着したら、アプリを起動して準備完了です。

 

会社まで歩いてみた

最寄りの駅から会社まで歩いてみることにしました。なお、電車内でもこれをつけていましたが、あしらせはGPSと連携しているので建物のなかや電車内などの屋内では正しく動作しない点だけ覚えておきましょう。
今回は会社の最寄り駅「ときわ台」駅から徒歩10分程度の距離をあしらせを使って歩いてみました。駅から会社まではほぼ直線距離なので、練習にはぴったりのコースでした。

あしらせのマップ画面のスクリーンショット。ときわ台駅北口から会社までの地図と、31メートル先を右折、距離は763メートル、徒歩で11分、到着予定時刻は15時3分と表示されており、さらに経路、方向確認、振動停止、ナビ終了のアイコンが表示されています
マップのスクリーンショット

 

マップに表示されたルートからそれても、すぐにその地点から目的地までのすすみかたを再提案してくれるので、どうにか着くだろうという安心感がありました。先行体験会で「迷っても大丈夫」という安心感があると体験した人が言っていたのはこのことか…と思いました。

 

会社へ向かう道の写真。ガードレールなどはありません
会社へ向かっています

 

ただ、先方から自転車や車がくることや、横断歩道があることといった安全確認は自身でおこなう必要があります。というのも、安全確認の能力は使い続けることで維持したり高めることができるという開発者の想いがあるから。

 

目的地の写真。タニタとかいた看板がたっています
無事に目的地へ到着しました

 

実はアップデート前のあしらせも体験していたのですが、今回のアップデート版のほうがより直感的に使えたような気がしています。商品をつくって販売開始してもなお、アップデートを続け進化している商品は珍しいかもしれません。

 

Siriにも対応

2023年8月15日のアップデートでは、Siriを起動して、あしらせのナビゲーションを開始できるようになったそう。Siriでナビを開始する方法は以下のページから確認できます。

 

2023年8月15日リリース情報は以下URLから
https://www.ashirase.com/news/release0815

 

そのほか、アップデートはあしらせホームページの「ニュース」から随時チェックできます。もうすでに商品を持っている人も、これから購入を検討している人も、進化を続ける「あしらせ」に引き続き注目です。

 

あしらせホームページ内「ニュース」ページURLは以下から
https://www.ashirase.com/news

 

あしらせ体験店舗のURLは以下から
https://www.ashirase.com/experience

 

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※本記事は2023年9月2日時点の情報をもとに掲載しています

 

本文ここまで

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