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ふじさんに未知の噴火が6回も 約5050年前から3900年前の間に

やまなかこからのぞむふじさんの写真

約5050年前から3900年前の間に、これまで知られていなかったふじさんの噴火が少なくとも6回ほど発生していたことがわかりました。山梨県ふじさん科学研究所と東京大学の研究チームがこのほど明らかにしました。

研究チームは富士五湖の一つであるやまなかこ(山梨県)の湖の底のたいせきぶつを調査したことで、突き止めたとしています。従来の研究では、この時期のふじさんの火山活動を過小評価していた可能性があるとしています。

 

過去8000年分のたいせきぶつを調査

過去のふじさんの噴火の研究は、地層の中にあるテフラと呼ばれる火山灰層を調べ、過去に起きた噴火の規模や時期などを明らかにしてきました。しかし、陸上では侵食などによりテフラが十分に残っていませんでした。

そこで研究チームは陸上よりもテフラの浸食が少ない湖の底に注目しました。やまなかこの湖の底や湖畔から採取した過去8000年分のたいせきぶつを調べ、過去の噴火で噴出したふじさんのテフラの詳細な堆積年代を明らかにしました。

 

今後の火山防災対策に

今回の研究結果とこれまでの研究との比較をおこなったところ、5050年前から3900年前にかけてこれまで報告されていない未知のテフラが少なくとも6層含まれていることが分かりました。

また、やまなかこは約1200年前のふじさんの噴火により流れ出た溶岩「鷹丸尾(たかまるび)溶岩」のせきとめにともないすいいが上昇し、現在の形となったことが再確認できたとしています。

研究チームは「過去にあった噴火の詳細を明らかにすることで、火山防災対策に役立てたい」と意欲を燃やしています。

本文ここまで

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