このサイトはテキストサイズとハイケイショクを選ぶことができます。

また、クッキーを使用して設定を一定期間、保存しています。

拒否した場合は、設定が保存されません。

設定はパソコンの場合はページはじめに変更メニューがあります。

スマートフォンの場合はメニューボタンから変更できます。

遊びながら点字を覚えられる!点字のレゴブロック「れごBraille Bricks」

突起部分が点字になっているレゴBraille Bricksの写真。レゴブロックはプラスチックの組み立てブロックで、おもにちょくほうたいの小さなブロックをかさねたりつなげてあそぶおもちゃ。ちょくほうたいのブロックの面積がひろい部分のかたほうには丸い突起がついており、もうかたほうは空洞になっています

アクセシビリティがテーマの世界最大規模のカンファレンスしーさんでみつけた、すてきな製品たちを数回に分けて紹介します。

 

会場にあふれていた「音声以外の言語」

しーさんに参加して毎日いろんなものを見ては、想像以上に刺激的な日々を過ごしましたが、「音声以外の言語」の再認識ができたことはとてもよい経験でした。

会場で出会う人と交換する名刺には点字がついている人も多く、まわりを見渡すとビデオ通話を使って手話で会話している人も。世界中のいろんな言語が飛び交うなかで、点字や手話といった音声以外の言語があふれていました。

これらの言語は、ふだんの生活ではあまりなじみがない人が多いかもしれません。読めるようになりたいと思ってもどうやって学べばいいのかわからないと感じる人も多いはず。そんななか、とてもユニークな商品があったので紹介します。

 

それは、おなじみの「レゴブロック」

小さいころ、遊んだことがある人も多いのでは。私もよく遊んでいました。最近では大人向けやさまざまなバリエーションが揃い、世界140以上の国で展開されているそうです。

そんなおなじみの「レゴブロック」に、点字がついたものがあるのをご存知でしょうか。しーさんでその存在をはじめて知ったのですが、これを見たとき、「なるほど!」と思いました。あのボコボコした丸い突起、よく見るとたしかに点字の突起にそっくりです。

 

あのボコボコ部分が、点字に

「れごBraille Bricks」というネーミングのこの商品、「Braille」は日本語で点字です。2020年に登場し、7つのくにで販売されているそう。いちばんの特徴はなんといっても、遊びながら点字を学べること。

 

アルファベットのジェイと数字のゼロをあらわす点字がほどこされたレゴブロックの写真
アルファベットの「J」と数字の「0」をあらわす点字になっています

 

「レゴブロック」のスタッドという突起部分が通常のものとは異なり、点字アルファベットの数字と文字に対応するように配置されています。もちろん、いつものように重ねてつなげることもできます。

 

レゴブロックの点字のついた面と、裏側の写真
おもては点字、裏は見覚えのあるレゴブロック

 

視覚に障害があってもなくてもいっしょに遊べる

また、それぞれのブロックには記号や文字が印刷されているため、視覚に障害があるかどうかにかかわらず、いっしょに遊べるのもポイント。つなげて遊ぶのはもちろんのこと、文字を並べたら、自分やおともだちの名前、ショートメッセージなんかもできるかも。ひょっとしたら、点字しりとりもできたりして…。その人しだいで、どんどん遊びかたが広がります。

楽しく遊んでいたら、気づかぬうちに点字が読めるようになっていたなんて、なんだか素敵ではありませんか? 見えている人でも、街のいろいろなところにある点字を読めるようになったら、きっともっと世界が広がることでしょう。日本での発売が待ち遠しいですね。

 

「れごBraille Bricks」商品詳細は以下URLから

https://legobraillebricks.com/

 

本文ここまで

記事一覧

アフターコロナの宴会事情 職場の「お花見」や「歓迎会・懇親会」はもう行かない! 

TOPに戻る