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“シンデレラ体重”がもたらす健康リスクにご注意!

オフィス内の廊下で歓談する二人の女性の写真

藤田医科大学の研究グループはこのほど同大学の教職員のうち若年でBMI(体格指数)が17.5以下の低体重を認める健康診断受診者44人を対象に、栄養評価を行いました。

この結果、若年で低体重の女性はビタミンの欠乏を含めた栄養障害に陥りやすいことが明らかになりました。

同大学の研究グループは「女性の低体重は不妊やていしゅっしょうたいじゅうじの原因になり、社会的に取り組むべき課題といえます。今後、若年女性に対し、特に魚や野菜などを豊富に含んだ食事の推奨など食生活に関する啓発を積極的に行う必要がある」と注意を呼びかけています。

 

モデルのように美しく

“シンデレラ体重”とは、SNSで話題になった「モデルのように美しくみえる体重」のことで、BMIで18.0を理想としています。

世界保健機関が定めるBMIの基準では18.5以下は「低体重(やせ)」に分類されます。健康リスクとして不妊、こっそしょうしょう、ていしゅっしょうたいじゅうじ、めんえきりょくの低下、低体温などを引き起こすことがあります。しかし、低体重のみで医師の診察を受けることは少ないため、これまでその実態を把握することは難しかった。

 

魚や野菜をたくさん食べる

今回、同大学の教職員を対象とした健康診断で低体重が占める比率は、20歳から39歳の女性では16.8%、20歳から39歳の男性では4.5%で、圧倒的に女性のほうが多かったとしています。

低体重の若年女性には、握力の低下に加えて、コレステロールやリンパ球の低下といった栄養状態の低下が見られました。さらに、体内のビタミンDやビタミンB12、葉酸などのビタミンが低下していることが分かりました。

若年女性は今後、妊娠や出産を控えており、低体重のもたらす健康リスクを再度周知する必要があるとしています。なかでも一人で暮らしている人は魚や野菜の摂取が不足してしまいがちになります。

このため、ビタミンB12やビタミンDが多く含まれる魚類をはじめ、食物繊維と葉酸がとれる野菜などを豊富に含んだ食事をとることを推奨しています。

 

本文ここまで

 

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