運動不足の人は蒸し大豆を食べると筋量・筋力がアップ！うんどうぶそくの人は蒸し大豆を食べるときんりょう・筋力がアップ！
食品メーカーのフジッコはこのほどとくしまだいがくだいがくいんいしやくがくけんきゅうぶとの共同研究で、蒸し大豆を続けて食べると、うんどうぶそくぎみのひとでも筋力の増強に寄与することを確認したと発表しました。
今回の研究ではうんどうぶそくの男性タクシードライバーに大豆食をいっかげつかん毎日食べてもらった結果、こっかくきんりょうと筋力が増加したとしています。フジッコによると、大豆の摂取がうんどうぶそくのけんじょうにんのきんきのうにおよぼす有益な効果についての報告は初めてとしています。
今後について、フジッコは「大豆の筋肉の発達と機能に対する効果を明らかにするため、より多くの被験者とより長期の大豆摂取期間による試験を行う必要がある」と話しています。
毎日、蒸し大豆５０グラムを摂取
高齢者や寝たきりの人のこっかくきんりょうやこっかくきんきのうを維持するために、たんぱく質を補給する様々な食品が利用されています。大豆などに含まれる良質なたんぱく質には同化促進作用があり、筋力やきんぱふぉーまんすを向上させるのに役立ちます。とくしまだいがくだいがくいんいしやくがくけんきゅうぶはこれまでの研究で、大豆のたんぱく質が寝たきりの患者のきんりょうと筋力を増加させるという結果を得ていました。
そこで、今回は日ごろほとんど運動をおこなっていない３６から７１歳の健康な男性のタクシードライバー２５人を対象に、大豆の摂取がきんきのうにおよぼす影響について検証することにしました。毎日の夕食時に蒸し大豆５０グラムをさんじゅうにちかん摂取してもらうだいずしょくぐんと、大豆を摂取しないコントロール群のふたつのぐんに分け、大豆を摂取する前と摂取開始から３０日後の両群のきんだんめんせきと筋力・きんきのうを測定しました。
きんだんめんせきと握力は向上
その結果、両食事群の体重の推移には有意な差は認められませんでした。しかし、だいずしょくぐんにおけるさんじゅうにちかん摂取後のきんだんめんせきと握力は、コントロール群と比較して有意に高い値を示しました。大豆を摂取しない「コントロール群」では、だいたいしとうきんだんめんせきが１．４３平方センチメートル減少していました。
一方、大豆を摂取した「だいずしょくぐん」ではきんりょうの減少はみられず、だいたいしとうきんだんめんせきは０．１２平方センチメートル増加しました。また、握力については、だいずしょくぐんにおける握力の増加量がコントロール群の２倍以上になったとしています。
こうした結果を踏まえ、大豆の摂取はうんどうぶそくのタクシードライバーのきんきのうを向上させることが示されたと結論づけています。
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