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このおいしさ、630円

スプーンの写真

むしょうにカレーが食べたくなるとき、ありませんか? コクのあるまろやかなカレーもいいけれど、スパイスのきいたサラッとしたカレーが食べたくなるとき。私の場合、そういうときは決まって、おなかが「カレーモード」になってしまい、妥協してそれ以外のものを食べようものなら胃が「これじゃない、カレーはまだか」と数日かんカレー禁断症状にとらわれることになります。これってわたしだけでしょうか。

 

今日こそあのカレーを食べる

その日も私はカレーが食べたかったのです。胃がカレーをほっしている。数日前からあのカレーが恋しくなり、頭のなかはカレーでいっぱい。今日こそは食べなければならないとすら思っていました。しかし窓の外は痛そうなほどのひざし。洗濯物が数時間で乾いてしまうくらいの日です。それでも我慢できなくなって、あのカレーを食べるためだけに外にでました。すべてはカレーのため。この暑さとじわっとする汗だって、おいしくカレーを食べるための準備運動だと思えば、へっちゃらです。

 

あのカレーとご対面

お店につくと、するりとカウンター席を確保。たくさんあるメニューを見ることなく、あのカレーを注文します。そして数分後には念願のカレーをほおばっていました。この早さがいいんです。

カレーというと実家のカレーを思い出すのですが、我がやのカレーは野菜たっぷり、具沢山。じゃがいもがにぶんのいちサイズだったり、にんじんがやけに大きかったり。お肉はあんまり入っておらず、カレーというよりは、野菜のカレーがけというほうが近いかもしれません。学校給食で登場するカレーの具の倍の大きさはあったと思います。今思えばだいぶヘルシーなカレーでした。わたしはルーが好きだったので、カレーを食べるときはまず野菜たちを全部食べてから、ルーとごはんだけを食べるのが習慣になっていました。

そんなこともあって、ルーたっぷり、具がすくなめのカレーが好きです。このお店のカレーの具は、大きくてやわらかいとりにくと、玉ねぎのみ。このシンプルさが潔くて大好き。いただきますをして、スプーンにとりにくをのせて。薄くルーをまとった大きいとりにくにかぶりつくと、うまみがジュワっと口の中に広がります。ジューシーって、きっとこのこと。あぁ幸せ。

スプーンにカレーのとりにくをのせた写真
スプーンの大きさに合わせたのだろうかと思うくらいにちょうどいいサイズ

 

つぎにスパイスのきいたルーをたっぷりまとったごはんをひと口。サラッとしたルーは、はじめはスパイスの心地よいからさ、そしてそのあとからやってくる玉ねぎの甘み。この奥深さ。これよこれ。そう、私の胃はこれをほっしていたのです。スプーンが止まらない。セットのお味噌汁ですら、スプーンで具をすくっていました。お味噌汁の、くたくたになったわかめが好きです。それにしても、どれだけカレーに飢えていたのでしょう。

スパイス効果でおなかの中からあたたかくなる感じがたまりません。とりにく、ルー、鶏肉とりにく、ごはん…。ときどきくしぎりの玉ねぎをぱくり。ほどよく歯ごたえを残した、甘い玉ねぎのしょっかんがいいかんじ。減ってしまうのが悲しくなるくらい、ずっと食べていたい。至福。とりにくがなくなったら、ルーとごはんだけをひたすらいただきます。これがわたしりゅう。

 

それは、しあわせな修行。

夢中でほおばること、約20分。修行のごとく、無言で、無心にただひたすらカレーと向き合います。帰りにごま油買わなきゃとか、あのメールの返信送ってないやとか、明日の原稿どうしようとか、この時ばかりは考えません。カレーとわたし。スマホには目もくれず、目のまえのカレーだけに集中し、無心でほおばるひととき。なんと幸せな修行でしょう。

「ふぅ…」

フル稼働していたスプーンをゆっくりと置き、締めにコップの水をゴクリとひと口。気がついたら、完食していました。私の胃袋も大満足。胃がととのいました。630円でこれが食べられるなんて、なんて素敵なんでしょう。原稿書いていたらまた食べたくなってきました。

ありがとう松屋。ごろごろ煮込みチキンカレー、また食べよう。

松屋の「ごろごろ煮込みチキンカレー」の写真
松屋の「ごろごろ煮込みチキンカレー」なみもり630円

 

本文ここまで

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