バーコードも読む?!会話型AIアシスタントアプリ「EMVI」がさらに進化バーコードも読む?!会話型エーアイアシスタントアプリ「エンヴィ」がさらに進化

アメリカ・アナハイムで2025年3月に開催された、世界最大級のアクセシビリティ関連のイベント「CSUN(シーサン)」のレポートをお届けします。
今年も出展
たびたび紹介している音声アシスタントのEMVI(エンヴィ)、今年も出展していました。
そして、気づかぬうちにかなりアップデートされていました。
前回ローンチ前のテスト版をレビューさせてもらった際、その精度の高さに驚いていたのですが、そこからさらに進化を遂げていました。
前回の記事は以下から
どんなアプリ?
EMVI (エンヴィ)はAI(エーアイ) を活用して視覚障害者向けのアクセス可能なソリューションを作成することに専念するスタートアップで、社名と同じEMVI(エンヴィ)というアプリを提供しています。
アプリを起動してスマホの画面中央のカメラボタンを1回押すだけで、3秒以内に自動的に画像を撮影します。
写真を撮影したら、ユーザーは「何が映っているの?」などと知りたい内容を指定すると、撮影したものについて明確でわかりやすい説明を音声で教えてくれます。昨年試した際、やり取りは全て英語でしたが、その描写がとても細かく、そして的確で驚きました。
これを持って美術館に行ったら楽しそう、なんて思いながら使用していました。
表情、感情、雰囲気、ボディランゲージなど、非言語の手がかりをわかりやすく表現するうえ、最新のものは35言語に対応しているそう。
テキスト読み上げ、翻訳、要約機能も
テキストの読み上げだけでなく、翻訳、要約したりすることも可能。
テキスト機能を使用して任意のテキストの写真を撮り、質問するだけ。標識、メニューなどにも使えるそう。しかもハンズフリーで Webも検索できるようになっていました。そしてGDPRに100%準拠しており、データの保存や共有は行われないとのこと。
え、バーコードも?
今回もっとも驚いたのが、バーコードスキャンもできるようになっていたこと。
ブースで説明を聞いていると、担当の人がスターバックスのコーヒー豆が入った袋をさっとスキャン。すると、この商品がスターバックスの商品で、どんなものがなかに入っていて、といった内容をスラスラと説明しはじめたのです。

パッケージにもいくつか情報は記載されているものの、どうしてそこまでわかるの?と思ってしまう情報量。聞いてみると、なんとバーコードから情報を取得しているんだそう。
QRコードからの情報取得はよく知られていますが、バーコードとは!驚きました。
なお、ホームページの情報を翻訳すると以下のように書かれていました。
「スキャン機能を使用して、QR コードやバーコードの背後にある情報を見つけます。スキャンページを開いてスキャンボタンを押すだけで、EMVI (エンヴィ)が自動的にコードを検出します。EMVI (エンヴィ)は、コードが何を表しているかを即座に教えてくれます。」
帰国してから実際に試してみましたが、バーコードやQRコードをスキャンするモードがカメラモードとは別に搭載されていました。
起動してバーコードを実際にスキャンしてみると、明らかにバーコードが記載されている面に載っている内容よりも細かい内容をスラスラと説明しました。

そのアルゴリズムまではわかりませんでしたが、いろいろ試してみたところ、ドリンクや食べ物など、量産されている商品のバーコードはしっかり説明してくれる印象です。
一方で、スーパーで購入したひき肉のバーコードなどは説明できていませんでした。バーコードがついていて、その位置がわかりやすい商品であればかなり便利な機能だと感じました。

iOSでも利用できる!
Androidに続いてiOSでも利用可能になり、さっそくダウンロードしました。
月額700円プランと1年で9,000円のプランから選べるサブスク型。無料体験版もあったのでそちらを試してみました。こちらは別途紹介します。
EMVI(エンヴィ)ページは以下URLから
本文ここまで