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“エッグショック”で外食大手から消える卵メニュー!影響は長期化も…

白い皿にのった、なな個のたまご。そのうち茶色い殻のたまごは五個、白い殻のたまごが二個となっています

“エッグショック”が日本を直撃しています。鳥インフルエンザの拡大で、鶏卵のきょうきゅうぶそくによる価格高騰が続いているためです。その影響はファミリーレストランやファストフードなどの外食大手にも波及し、卵を使用したメニューの販売休止に踏み切る動きが相次いでいます。

信用調査会社の帝国データバンクによると、上場する外食主要100社のうち2023年に入ってから卵を使ったメニューの販売を休止した企業の数は約2割となる18社にのぼるといいます。

鶏卵の価格は上昇のいっとをたどっています。JA全農たまご(東京)によると、8日のたまごMサイズの卸売価格(きじゅんち)は東京で1キログラムあたり340円と、統計を開始した1993年以降でさいたかねになっています。1ねんまえと比べるとその価格は約79%も上昇しています。

帝国データバンクでは外食企業の今後の動向について、「卵の価格高騰や品薄で、卵メニューを休止する動きはさらに広がる可能性がある」と予想しています。

 

「正常化にはなお時間」

ファストフードチェーン最大手の日本マクドナルドは8日から期間限定で販売する春の「てりたま」シリーズで、朝マックの「てりたまマフィン」の販売を中止しました。

また、外食大手のすかいらーくホールディングスは2月中旬から卵を使ったメニューの販売を一部休止しています。「ガスト」では提供しているパンケーキやガパオライスのほか、中華レストラン「バーミヤン」では卵とあんかけをのせたチャーハン「てんしんちゃーはん」などが休止の対象となっています。

さらに、卵とじやタルタルソースといったけいらんかこうひんを使用するメニューでも影響が大きく、生卵をサービスする企業においては個数を制限するケースもあるようです。

業界関係者の間ではとりにくの供給について、「大きな影響はない」(食肉メーカー)との見方で一致しています。しかし、鶏卵の供給の見通しについては、冷ややかに見る向きが多いようです。

鳥インフルエンザで殺処分されたさいらんけいわすでにいっせんごひゃくまんばを超えているため、「鶏卵供給の正常化には時間がかかりそうだ」(大手商社)と影響の長期化を懸念する声が広がっています。

本文ここまで

 

 

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