展示をもっとアクセシブルに!日本科学未来館の2種類のアシストアプリがすごく便利展示をもっとアクセシブルに!にっぽんかがくみらいかんの2種類のアシストアプリがすごく便利

日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん、以下「未来館」)では、アクセシビリティ改善の取り組みが随時おこなわれているのをご存知でしょうか。
建物のバリアフリー化はもちろん、よりたくさんの人が楽しめる展示ツアーや、五感で体験できる展示など、アップデートを続けています。
今回は、視覚に障害のある人を対象とした実験的なアプリふたつを紹介します。なお、アプリは無料でダウンロードできます。
「日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん)アシストアプリ」
日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん)アシストアプリ(以下、「アシストアプリ」)は、未来館の常設展示ゾーン内の約50カ所に設置されたARマーカーを読みとることで、各展示の解説などを音声やテキストで提供するオリジナルアプリ。
アプリをひらくとすぐにARマーカーを読み取るためのスキャンモードに切り替わるので、簡単に使えます。

手話による展示解説動画の視聴も可能。視覚に障害のある人の展示体験サポートだけでなく、一部の展示を対象にろう者(ろうしゃ)のサポートにも使えるそう。
しかもこのARマーカー、3メートルくらい離れていても感知するので、とにかくアプリを開いて歩けば読み込んでくれるのもポイントです。
「日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん)アシストアプリプラス」
日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん)アシストアプリプラス(以下、「アシストアプリプラス」)は、先ほど紹介したアシストアプリと名前がそっくりですが、アシストアプリプラスはアシストアプリを補完するアプリとして登場した別のアプリです。

アシストアプリの主な対象が静止している展示であるとしたら、アシストアプリプラスは時間の経過とともに内容が変化する映像コンテンツや、ボタンなどの操作でコンテンツが変化する形態の展示のアシストをするという点が大きく異なります。

このアプリでは、コンテンツの音声に人にはほとんど聞こえない高い周波数の領域の音(おと)を定期的に入れ込み、アプリ側がその音(おと)を受け取ったらガイドを開始するしくみで、映像の途中からでもタイミングに合わせた解説を音声で提供します。
未来館のホームぺージによると、現在は常設展示の以下のコンテンツに対応しているようです。
3階
老いパーク「スーパーへGO!」
5階
プラネタリー・クライシスの「シアター」、「食卓の向こう側」、「くらしのしくみが見える(みえる)窓」
未読の宇宙 「マルチメッセンジャービジョン」
次の記事では、実際に視覚に障害のある当事者とこのアプリを使いながら館内を体験したレポートを紹介します。
「日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん)アシストアプリ」iOS版は以下URLから
「日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん)アシストアプリ」Android版は以下URLから
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.go.jst.miraikan.helper
「日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん)アシストアプリプラス」 iOS版は以下URLから
「日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん)アシストアプリプラス」 Android版は以下URLから
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.go.jst.miraikan.MiraikanHelperAppPlus
「アクセシビリティ推進プロジェクト」ページは以下URLから
https://www.miraikan.jst.go.jp/aboutus/accessibility/
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