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非日常そのもの!浅草の変身フォトスタジオでとっておきの一枚を

返信フォトスタジオのなかの、スタジオの撮影セットの写真。きらびやかなきものや、ごうかなセンスがふたつうつりこみ、おくにわ撮影した写真がみられるアイパッドもうつりこんでいます。ようえんな雰囲気の空間で撮る写真は格別です

昨年、友人の誕生日プレゼントに、メイクつきのプロの写真館での撮影のプレゼントをしたらものすごく喜んでくれて。

「かわいいわたしをみんなにお披露目しなきゃ!」と都内を歩き、少女のようなはしゃぎっぷり。こちらまでニッコリしました。

 

あれから一年。別の用事で写真館を探していたら「変身フォトスタジオ」なるものをみつけました。

フォトスタジオって、ちょっと謎に包まれている感じがしませんか?しかも変身できるとなると、なおさら。

今回選んだのは、浅草の繁華街(はんかがい)にある「変身写真館(へんしんしゃしんかん) イロドリフォトスタジオ浅草」。

プロのメイク、スタイリスト、カメラマンによる“変身”して写真を撮影してもらえるフォトスタジオです。

 

いろどりフォトスタジオの紙のパンフレットの写真。おいらんすがたの女性がこちらをむいてポーズをとっている写真がプリントされています。しろぬりはされておらず、ナチュラルなハダのいろでげんだいふうのおいらん、というイメージです
パンフレット。こんな写真が撮れるそう

 

ゴシックナイトやフィンをつけて人魚のような姿になれるプラン、カップルプラン、女子会プランなど種類もさまざま。

価格は衣装を借りる場合は衣装代、メイク、ヘアメイク、撮影代も含めて2万円台から。今回は花魁(おいらん)プランにしました。

 

ビルのそとに置かれた、お店のおき看板の写真。きらびやかなおいらんに変身した女性と、そのひざもとで眠る男性がうつっています
この看板が目印です

 

所要時間もひとりの場合は2.5時間くらいです。オンラインで予約をして、いざ浅草のフォトスタジオへ。

ビルの3階がスタジオになっています。この穴場感からして期待しちゃう。

 

階段の写真。エレベーターはなく道幅の狭い階段オンリーです。3階までけっこうながく感じたので、みえかたによってわガイドさんに手を引いてもらったほうがいいかもしれません
階段で3階へ

 

受付を済ませると、衣装選びやメイクが始まります。メイクも着替えも同じ部屋でおこなわれます。

プライベート空間でほかのお客さんの目を気にせず撮影ができるのもいい。あと、同じ部屋にトイレがあるのはかなりいい。

ちなみに、こちらのお店では男性の花魁体験も可能だそうです。

受付、衣装選び、ヘアメイク、着付け、撮影、写真選びの順にすすみます。

 

花魁の着物はタブレットの写真のなかから選びます。クールなものから、つやっぽいもの、かわいいものまでたくさん。髪飾りや小道具も選ばせてもらえます。

 

タブレットの画面にうつった、たくさんの着物のサムネイルの写真。いろみもデザインもほうふで、かなり迷います
どれもきれいで迷う

 

変身スタート

つぎにメイクです。ドレッサーの前でわくわくしてしまうのはきっとわたしだけではないはず。

プロにメイクしてもらう経験なんてなかなかないから、何度も鏡を見てしまいました。

 

ドレッサーを写した写真。カラフルなアイシャドウパレットやふでが画面いっぱいにひろがっています。写真の左側にわ、かみかざりのお花が映り込んでいます
メイクグッズがたくさん。わくわくしちゃう

 

まゆげやまぶたが赤くいろどられるのもびっくりだし、つけまつげもしっかりつけて。

目を閉じてアイメイクしてもらっているあいだも「ふだんここにカラーいれないなぁ」とおもうところに、手際よくメイクしてもらえます。

舞台女優さんのような、目鼻立ちがハッキリしたメイク。

今回、白塗りはせず、今っぽい感じのメイクにしてもらいました。とにかくすべてが新鮮。これ、わたし?と思うくらい別人になりました。

最近は外国人のゲストも増えているそう。日本人でこの反応だもん、外国の人はきっと大興奮でしょう。

 

からだがどんどん重たくなっていく

ここからどんどんからだが重たくなっていきます。

まず、頭が重たくなりました。イチョウのようなかたちのカツラをつけるのですが…スターウォーズにこんなスタイルの人いなかったっけ? とにかく振れ幅がすごいです。

 

変身途中のあたまからまゆげまでを写した写真。イチョウみたいなかたちのかつらがあたまについています
メイクは舞台女優、頭はスターウォーズの…?

 

ふだんベリーショートなので、髪飾りがつくかどうか不安だったのですが、そこはさすがプロの技。

「こんなにつくの?」と思うのもほんの一瞬、みるみるうちにお花やかんざしがついていきます。

まるでパフェのように、つぎつぎにもりつけられていくわたしの頭。

どんどん豪華になっていき、下を向くのが不安になるくらいボリューミーなあたまになりました。

頭の重さで自然と背筋が伸び、動きがゆっくりになり、花魁を疑似体験しているような気分になりました。

 

続いて着付けへ

頭だけでじゅうぶん重たかったのですが、そんなの大したことなかったとおもえたくらいには着物が重たかったです。

はるか昔の七五三(しちござん)や成人式、卒業式の着付けの比ではありません。

花魁って大変だったんだろうな、と素直に思ってしまったくらいにはからだが重たいです。そして、とってもきれい。

トイレは着付けがはじまるまでに行きましょう。

もうひとつ、少々のプライドが邪魔をして見栄をはっておなかをひっこめると、わたしのようにあとから苦しくなるのでやめましょう。

かなり着込むので、そんなささやかな抵抗はしなくても大丈夫です。苦しくなってむしろ後悔のもとになります。

あっというまにビビッドな色合いの花魁に大変身しました。

 

タブレットにうつった着物の写真。赤と黒を基調にし、お花がたくさん描かれた華やかで豪華ないろの着物にしました
今日はこれにしました

 

そして撮影

となりの部屋へ移動して撮影開始です。どんな表情をしたらいいのだろう、と迷いそうでしたが、さすがプロ。

手際よくポーズを指定し、小物を渡してくれ、目線の向きまで指定してくれるので、わたしのような撮られ慣れていない人でも指示に従うだけでどんどん撮影されていきます。

 

ビビッドで豪華な着物のような柄の布のうえに、キセルやせんすふたつがむぞうさに置かれている写真
座って撮影しているときの風景

 

背景も2種類あり、藤の花が綺麗なムードたっぷりなものと、屏風(びょうぶ)の前にいる、妖艶(ようえん)なもの。

立って撮影したり、座って撮影したり。小物も傘やせんす、お面にキセルやお花と、次々に撮影していき、30カットがあっというまでした。

この体験こそ、非日常そのものです。

 

撮影用の背景の写真。左がふじの花がたれさがっており、青いライトに照らされながらムード満点に。みぎがわわゴールドのびょうぶにライト、せんす、お面など、撮影ちゅうにからだの向きを変えるだけで屋外と屋内それぞれの写真がとれるようになっています
プロのセットだ…!

 

撮影後は、メイクを落として着替えをして完了です。クレンジングなども借りられますが、すっぴんがイヤな場合は自身のメイク道具を持っていきましょう。

タブレットから撮りたてほやほやの写真を5枚選びます。

iPhoneの場合はAirDropで加工なしの写真をその場で受け取れます。このスピーディさがいい。

レタッチしたものは1週間以内に受け取れます。

 

ものすごく濃密で、非日常を体験できた2時間半。

ほぼ手ぶらで行けて、この時間だけ異世界いにるような感覚でした。

お客さんも、10代から80代以上までと幅広いのも納得です。

ここぞというときにも、レジャーとしてもプライスレスな体験になること間違いなし。

予約枠は1日3組までだそうです。記念日にも、友達へのプレゼントにも。おすすめです。

 

「変身写真館(へんしんしゃしんかん) イロドリフォトスタジオ 浅草」ページURLは以下から

https://irodori.photo/

 

本文ここまで

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