難解すぎてめくれない?!チャート式「今日の1問:数学 日めくりカレンダー」難解すぎてめくれない?!チャート式「今日の1問:数学 日めくりカレンダー」

チャートをご存じでしょうか。数学の参考書などでおなじみ、数研出版(すうけんしゅっぱん)の、あのチャートです。わたしも学生時代、お世話になっていました。懐かしい。
あのチャートから「日めくりカレンダー」が販売されています。
ただの日めくりではないのはわかるのですが、想像のななめうえをいく超難解な日めくりでした。わたしはAmazonで購入しましたが、税込み価格1,500円でした。
よかったのはここまで
正直にいうと、おもしろそう!という第一印象だけで購入してしまいました。届いたのでさっそく開封します。

日めくりが、難解すぎてめくれない
もし、この日めくりがトイレにあったら、なんて想像すると恐ろしい。おなかはスッキリしても頭がモヤモヤして出てこられない気がします。だって日にちは数式を解かないとわからないんだもん。
数研出版(すうけんしゅっぱん)のホームページには「計算問題の答えがその日の日にちになる、新感覚の日めくりカレンダーが誕生!くり返し使える万年タイプ(ばんねんタイプ)。」と書かれています。正直なことをいうと、とてもこんなハイテンションになれませんでした。

しかも数式もさまざまで、掛け算や分数くらいであればどうにかなるものの、ルートや二乗まで登場しています。分数とか、暗算で解くのはけっこう難易度が高い気がします。わたしだけでしょうか。
もうひとつの衝撃
ブツブツいいながらもようやくひとつ解いたのはいいものの、答え合わせをしようとしたら…なんと解答がついていません。うそでしょ。
写真撮影のためにバラバラと机のうえにだして撮影したけれど、1から順番に並べようとしても答えが導けないのでわからない。しかも両面印刷なのでどちらがオモテかも…。
解けなければ永遠に日にちがわからない、さすがチャート。スパルタです。
「途中が整数じゃなくても、最後は整数になる。さすがチャート」
わたしの場合、数学から離れて10年以上。学生の頃はチャート片手に解きまくっていたルート記号ともだいぶご無沙汰になり、時折その姿を見るのはパソコンのキーボードでミスタイプをしたときだけになっていました。こんなかたちで再会するとは。

あまりにも解けなくて、このままでは原稿が書けません。危機です。わからなさすぎて文章にできないという新たな局面に直面できたよい経験ですが、ここで終われない。
職場に持っていき、数学に強い同僚に聞いてみることにしました。
その同僚とは、過去にリカちゃん人形の体組成(たいそせい)を推定してもらったり、カイコ入りのポップコーンを一緒に食べてもらった、貴重なカイコフレンドでもある彼女。ときおりうっかりおもいつくわたしの企画の相談にも笑顔でおもしろがってくれる、心強い同僚です。
「あー、うんうん」といつもの笑顔で頷き(うなずき)ながら解く彼女。そのまなざしは完全に解けている様子です。紙もないのに?暗算で?わかっていたけれど、やっぱりすごい…。眉間にシワを寄せていたわたしとは比較になりません。そして数枚の日めくりを見つめて、衝撃の一言を発したのです。
「途中が整数じゃなくても、最後は整数になる。さすがチャート」
もう、なにも言えません。お手上げです。ちょっと見ただけでこの一言が出るなんて。さすが。彼女に聞いて大正解でした。おかげでここまで原稿が書けたんだもん。ありがとう、ありがとう。
これからこの日めくりと向き合う人のために、最後に彼女からもらったヒントでこの原稿を締めくくりたいと思います。
「答えは31以下の正(せい)の整数になるという縛りがあるので、途中の計算はすっとばすくらいの感覚で、逆から考える解きかたで見るとおもしろいですよ」
数研出版(すうけんしゅっぱん)「今日の1問:数学 日めくりカレンダー」ページURLは以下から
https://www.chart.co.jp/sp/original-goods/57865
参考記事
リカちゃんの体組成(たいそせい)を推定した記事は以下から(タニタのオウンドメディア)
本文ここまで