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さわってわかる決済カード、Touch Card by Mastercardをカナダで導入

クレジットカード決済をしようとしている女性のイメージ写真

アクセシビリティ界隈でもときどき話題になる、決済について。

今回紹介するのは海外の事例ですが、最近は日本でもクレジットカードは現代的なフラットデザインが採用されつつあり、ほかのカードと識別しにくくなっています。

カナダのMastercardは、視覚障害者を支援するために設計された触覚ノッチ機能“Touch Card by Mastercard”を導入しました。この決済カードシステムには、視覚障害者がクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードをさわって識別できる独自のノッチがついているのが特徴。

なおプレスリリースによると、カナダ人の10人のうち8人は、視覚障害者コミュニティ向けの金融商品にアクセシビリティを組み込むことが重要であると考えているそう。

 

表面がツルツルしたフラットデザインの黒いマスターカードのクレジットカードの写真。カードの一片がしかくくくり抜かれています
Mastercardのホームページより引用

 

どんなカード?

タッチカードの場合、カード本体に触ってわかるくり抜きが施されたデザインになっています。

デビットカードには丸型、クレジットカードには四角型、プリペイドカードには三角形のノッチが採用されているため、ユーザーはふれるだけでどのカードかが簡単にわかるそう。

シンプルですが、これによってスムーズに識別できるだけでなく、正しい向きに置くことも可能になります。

なお、取引が完了したことを知らせるサウンドは同社独自のメロディを導入しているそう。実際に使用したときのアクセシビリティも考慮されているなんてすてき。

 

表面がツルツルしたフラットデザインのしろいマスターカードのデビットカード、クレジットカード、プリペイドカードが並んだ写真。それぞれカードの同じ位置が異なる形にくり抜かれており、デビットカードは丸く、クレジットカードはしかくく、プリペイドカードはさんかくにくり抜かれています
Mastercardのホームページより引用

 

このほかの取り組みも

2021年に世界で初めて導入されたというMastercardのタッチカード。これはカナダにおけるMastercardの、トランスジェンダーおよびノンバイナリーコミュニティを支援するTrue Name、レジカウンターで決済完了を音声で確認できるSonic at POSの導入に続く最新の取り組みとのこと。

日本でもぜひ導入してほしい取り組みですね。

 

Touch Card by Mastercardの紹介動画は以下から

https://www.youtube.com/watch?v=f7WJlthEF-A&t=119s

 

Touch Card by Mastercardプレスリリースは以下から

https://www.mastercard.com/news/press/2025/may/mastercard-introduces-touch-card-by-mastercard-in-canada-a-tactile-notch-feature-designed-to-help-empower-the-sight-loss-community/

 

Touch Card by Mastercard詳細ページは以下から

https://www.mastercard.ca/en-ca/personal/find-a-card/touchcard.html

 

本文ここまで

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