さわってわかる視覚障害者向け展示ツアーを日本科学未来館で開催さわってわかる視覚障害者向け展示ツアーをにっぽんかがくみらいかんで開催

日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん、以下、未来館)で、科学コミュニケーターとともに展示や模型(もけい)にさわって体感する、視覚障害者向け展示ツアーを開催。
ツアーのテーマは「宇宙ステーションのくらし」。宇宙最大の人工衛星である国際宇宙ステーション(ISS)の全体像やステーション内での生活について一緒に学び、考えられる機会となっています。
2025年5月9日、5月10日の午前、午後それぞれ1回、定員3人ずつで開催。 2025年4月8日17時までの事前申し込み制、申込者多数の場合は抽選とのこと。
どんなことをするの?
ファシリテーションは日本科学未来館の科学コミュニケーターによっておこなわれ、以下の3つの内容で構成されているとのこと。
ISSの模型(もけい)にさわって全体像を確認できる
まずは、3D(スリーディー)プリンターで作成した国際宇宙ステーションの模型(もけい)を触って、形や構造を確かめます。
大きく目立つ8枚のソーラーパネルや宇宙飛行士が滞在するエリアなど、模型(もけい)をさわることでISSの全体像や各部位の機能をつかみ、直感的に理解することができるそう。
さらに、同じ縮尺のロケット模型(もけい)を使って、地球からISSに向かう道のりにも想像をふくらませられます。
なお、ここで使用するのは「未来館アクセシビリティラボ」が特別に作成したモデルとのこと。さわって全体像がわかるなんて、なかなかない機会ですよね。

実寸大のISSにさわれる
次に常設展示「こちら、国際宇宙ステーション」にも案内してもらえるそう。
これはISS内にある日本の実験棟(じっけんとう)「きぼう」の実物大の模型(もけい)の中に、宇宙飛行士が暮らす居住空間を再現した展示で、外壁やほぼ無重力の空間で暮らすためのさまざまな工夫がこらされた生活のための設備など、普段であればさわることのできないところをふくめて特別にさわってもらいながら、宇宙でのくらしを具体的にイメージできます。

宇宙のくらしをみんなで考える
ツアーの最後は、「自分が宇宙で暮らすなら何を持っていく?」をテーマに参加者でディスカッション。「宇宙ステーションのくらし」に触れた気づきや感想を共有し、一緒に考えます。
開催概要
気になる開催概要は以下から。 なお、視覚障害者向け展示ツアーは今後も開催予定とのこと。
開催日時:2025年5月9日の金曜、5月10日の土曜、それぞれ午前、午後の回の合計4回。
午前の回は10時30分から12時30分まで、午後の回は14時から16時まで。すべて同じ内容です。
開催場所:日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん)常設展示の3階総合案内前に集合
対象:視覚障害のある小学4年生以上で、集合場所までお越しいただけるかた
参加人数:午前の回、午後の回ともに3人まで
参加費:入館料のみ (障害者手帳等の提示で本人と付き添いのかた1人無料)
申し込み:2025年4月8日火曜17時までに申し込みフォームより事前申し込み制。
なお、申込者多数の場合は抽選となり、4月9日水曜に結果が通知されるそう。
申し込みフォームは以下URLから
https://www.miraikan.jst.go.jp/events/form/2025050910-ISS.html
気になる人はお早めに!
「さわってわかる! 宇宙ステーションのくらし 視覚障害者向け展示ツアー」は以下URLから
https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202505093898.html
本文ここまで