ドライヘッドスパで体温や体組成は変わる?ドライヘッドスパで体温やたいそせいは変わる?

首や肩のコリがひどくて、よくマッサージに行っています。
種類にもよりますが、マッサージをしてもらうとからだじゅうがポカポカして、一気にからだじゅうの血の流れがよくなったような気がするんです。
同じようなことを感じている人、いませんか? なんとなく気になっていたので調べてみました。
ドライヘッドスパの前後で、からだに変化はあるのか?
今回、親会社のタニタで男性14人、女性5人の、全部で19人の社員にプロのマッサージ師によるドライヘッドスパを体験してもらいました。
ドライヘッドスパとは、水やオイルを使わずに頭部や頭皮をハンドマッサージでもみほぐす施術です。

1人あたり約20分のドライヘッドスパを受けてもらい、その施術前後に体組成(たいそせい)や体温に変化があるかを調べました。
ヘッドスパではありますが、わきの下あたりまでマッサージしてもらっています。
使用した機材はタニタの業務用体組成計(ぎょうむようたいそせいけい)MC-980と、わきのしたで計測する電子体温計 BT-470。


MC-980では体重のほか、体脂肪率(たいしぼうりつ)、脂肪量、除脂肪量(じょしぼうりょう)、推定骨量(すいていこつりょう)、筋肉量、水分量、BMIなどを計測します。

結果はいかに
いつも解析をお願いしている専門の社員に、計測結果の解析をしてもらいました。
今回計測した社員19人、全体的に体温が上昇し、体脂肪率(たいしぼうりつ)が下がるという結果に。

解析した担当者によると「筋肉がほぐれ、血の流れがよくなって体温が上昇した可能性が高い」とのこと。
マッサージのあとにからだがぽかぽかした気がしたのは気のせいではなさそうです。

ヘッドスパ前後で体脂肪測定結果(たいしぼうそくていけっか)を比較すると、ほぼ全員の体脂肪率(たいしぼうりつ)が低下している傾向が見られました。
解析担当者によると「筋肉がほぐれ血の流れが良くなったため、電流が流れやすくなり、一時的に筋肉が増えたような状態として捉えられ、体脂肪率(たいしぼうりつ)が低く計測された、と考えられる」とのこと。
一時的にとはいえ、体脂肪率(たいしぼうりつ)に変化がでたのは驚きの結果でした。なお「電流が流れやすくなった」という点について補足すると、体組成計測(たいそせいけいそく)をする際、からだに微弱な電流を流しています。
ペースメーカーなどを使用されている人にはご遠慮いただいているのはこのためです。
ドライヘッドスパで体温や体組成(たいそせい)が一時的に変化
さいごに、解析した担当者に、今回の結果の総括を聞いてみました。「体温の変化により、血流(けつりゅう)が改善した可能性があることが今回の実験でわかりました。
また、体脂肪率(たいしぼうりつ)の低下、すなわち体組成測定値(たいそせいそくていち)の変化も、血液の流れが改善し、巡りが良くなったことを反映した結果と考えられます。
血流改善(けつりゅうかいぜん)による疲労回復や代謝が向上したことなども期待されます。これらの数値の変化は、ドライヘッドスパの効果を客観的に捉える手がかりにもなりそうです。」
この原稿を書きながら、マッサージの予約をしてしまったのは言うまでもありません。
今回ご協力いただいた、サロン型ドライヘッドスパ「キリンの昼寝」ページURLは以下から
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