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一年でみっかかんだけの味。とらやの「こうい」

ちゃいろいだえんがたのおさらに、とらやのこういがのっている写真。えんちゅうけいの表面はつるんとしており、ひかりのあたりかげんで表面がゴールドのように輝いてみえます

老舗和菓子の「とらや」で、一年のうち3日しか販売されない和菓子があるのをご存じでしょうか。

 

「更衣(こうい)」

「更衣(こうい)」というそのお菓子は、6月の衣替えにちなんだもの。餡に米の粉を混ぜて蒸しあげ、和三盆糖(わさんぼんとう)を薄くまとったお菓子。初出は1770年という、歴史の長いお菓子です。

取扱い店舗も関東と近畿の一部店舗に限られている、いわば幻のお菓子です。

 

和菓子、だけどずっしり

丸くて厚みのある、大きめのにんじんを輪切りにしたくらいのサイズの円柱のかたち。手で持つと、ずっしりとした重みを感じます。和菓子って小さくて軽くて繊細なイメージですが、こちらはずっしりと重厚な感じ。

和三盆糖(わさんぼんとう)をまとっているからか、表面はサラッとしていて、光のあたりかたでまるでゴールドに輝くようなきらびやかな見た目です。

 

個包装のハコにハイッタこういと、こういについて簡単な説明がかかれた小さな紙の資料をうつした写真
更衣(こうい) 573円(税込)

 

いただいてみようと、付属の菓子切りでスッと…いきません。それくらいギュッと詰まっています。

 

ちゃいろいおさらにのったこういをかしきりという竹のようじでカットしようとしている写真。すごく固いです
丁寧にカットしましょう

 

しかしずっしりした重み、ぎゅっとした中身とは裏腹に、サラッとした口当たりで、優しく上品な甘さ。ガードが堅いけれど味は繊細、このギャップがとてもいいです。

 

ちゃいろいお皿にのった、こういの写真。一部がきれいにカットされ、パックマンのようなかたちになっています。断面はうっすらあずきいろです
断面もきれい

 

250年以上前からある和菓子に想いを馳せながらいただくのもロマンがありますよね。ひとくちずつ、ゆっくり時間をかけていただきたい味でした。

2025年の販売期間は、5月30日から6月1日まで。販売店舗は以下のページURLから。

 

気になる人はダッシュでどうぞ。

 

とらや「更衣(こうい)」ページURLは以下から

https://www.toraya-group.co.jp/products/namagashi-koui

 

本文ここまで

 

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